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このブログ内に記載された文章およびコードの著作権は,すべて Keisuke Nakano に帰属します.

研究

Parsing Expression Grammar

以前どこかで「 という規則が 個の を受理する」というような記述を見かけた気がして, 確認してみたのですがなかなかうまくいきません. 偶数個の を受理してしまうという勘違いはなくなったのですが,どう確認しても 個 (つまり,0, 2, 6, ... ) の しか受…

6年がかりと7年ぶりなこと

2002年に提出した論文がようやく受理されました. 長かった….Editorのおかげで提出したときよりだいぶ進化しています. 一方,全く毛色の違う論文の方もとある会議に受理されたようです. そして,久しぶりにICFPのプログラミングコンテストに参加しました(…

PLAN-X 2008

めでたく2本とも採択されました. 一方はXMLのストリーム処理の話,もう一方はXML変換としての型検証の話です. XML Stream Processing Using a Lazy Concurrent Language XMLストリーム処理のメモリ効率をあげるには,ただ単にXMLパーサとXML木処理を融合…

PPL Summer School

今年の PPL Summer School のページを発見したので, 早速参加申し込みをしたところ,実はそのページは試験公開だったらしく, 申し込み第一号になってしまったようです. まだアナウンスしてないみたいなので,そのページは内緒. すぐに見つかると思います…

Accept

されたのはいいが,Accepted Paper が本家のページで発表されるよりも前に, TYPES/announce やら OCaml やら Haskell やらのメーリングリストに先に流れるのは何故だろう… (もちろん notification はもっと早くて一週間ほど前だったけど).

純粋関数型言語で定義できない純粋な関数

こちらから引用.なかなか興味深いですね. ちなみに,h5 は,例外を使うことにより,let rec h5 g = try g (fun () -> raise Exit); h5 g with Exit -> () でも定義できますね. ただ,h5 g1 の計算の際に再帰の度に try が例外処理をスタックに積む所為で…

お知らせ

今月上旬と中旬に色々な締め切りに追われた結果, 一ヶ月ほど空白になってしまいました(golfとかspojとかはしてましたが). 明日 PTT(≠ Pebble Tree Transducer)でプロジェクトの成果に関する発表を行いますので, 時間のある方はお越し下さいませ.普段…

Do uble-b lind review

最近,いろいろな国際会議で採用されている do uble-blind review(査読者にも著者名を知らせない)方式ですが, それぞれ微妙にスタンスが異なるようです. SIGMOD 2007 の場合, Despite the anonymity requirements, you should still include relevant p…

MSOTT = MTT* ∩ LSI

Sebastian Maneth 氏とのディスカッションで Macro Tree Transducer(MTT)の合成がうまくいく場合について新たな発見. これは使えそうなのでメモしておく.

Sebastian Maneth氏来日

成田まで迎えにいってきました.ふー. 明日から濃い10日間になりそうな予感.

ToPSのご案内

告知です. MSO Logic definable tree transducers (MSOTT) というのは,合成で閉じている Tree Transducer の中でも大きなクラスの一つで, 大雑把に言えば一回参照の属性文法と同じ表現力を持っています. この手の結果は,属性文法合成に基づく融合(desc…

TT-closure と admissibility

こちらにコメントで書くべきなのか悩んだのですが, トラックバックを送ることとしてこちらに書きます. (こういうときってどっちにするべきなのかよくわからない…) R^TTを計算したり、RがTT-closedであることを証明するのは非常に大変(元の目的である文…

パラメトリシティとseq

ググっていたら見つけたエントリ「GHCは気色悪い」について. これは GHC が気色悪いのではなくて,seq が気色悪いのではないかと. seq があると,パラメトリシティを維持するためには論理関係 R が admissibile(連続かつ正格)なだけでは不十分で bottom-…

帰朝報告

この日記だけ見るとまだ帰っていないような感じですが,一週間ほど前に帰国しています. 溜まっていた仕事の処理などで風邪をこじらせてしまい,週末は布団で過ごしてしまいました. 発表の内容に関しては,こことかここを参照してもらうとします(え?)*1…

POPL / PLAN-X 2007

明日からニースに行ってきます. 前にも書いた通り, 発表は共著者なので気楽に行ってきます.

PLAN-X 2007

受理されたようです.発表するのは共著者の予定. 前の日記でも少し触れたが,最近Coqにハマっている. とりあえずtree transducer関連のものを片っ端から定式化しているけども, まだgoal-directedの証明に慣れてない所為かcut規則を使いまくっている. 知…

APLAS 2006

参加された皆さんお疲れ様でした. さすがに,2泊5日などという頭の悪いスケジュールを組んだのは私だけだったようで. 今回最も印象に残ったのは Tree transducerの業界で著名なSM氏と議論ができたこと 帰りの京成線でのRA氏によるCoqのチュートリアル どっ…

出張

明日からシドニーへ出張.2泊5日. 自らの選択とはいえ,なかなかのハードスケジュールだ. しかも発表は最終日の午後だという. それでも,初めての南半球なので満喫してこよう.

仙台の報告

O堀先生の軽量関数融合の良さがだいぶ理解できた. この話は, 既存の方法で可能な関数融合(の多く*1)を統一的に扱うことができ, 尚且つ有限回の単純なステップの自動変換で実装できるということを示した点が素晴らしいのだと思う. その意味では,「他の…

APLAS 最終稿

提出したものに不備があったようで結果的に大幅に遅れてしまいました. 関係者の方々には非常に申し訳ないです.

APLAS

(だいぶ前にわかっていたことだが)めでたく採録されたらしい. S さん曰く「(採録された論文は)AsianというよりWesternな感じ」. しかし,シドニーで開催するという時点で Asian ではない気もする. とりあえず,最終稿に向けて鋭意修正中.