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PLAN-X 2008

めでたく2本とも採択されました. 一方はXMLのストリーム処理の話,もう一方はXML変換としての型検証の話です.

XML Stream Processing Using a Lazy Concurrent Language
XMLストリーム処理のメモリ効率をあげるには,ただ単にXMLパーサとXML木処理を融合しただけでは十分ではなく,値呼出しでも必要呼出しでもない評価戦略が必要である.この研究では,それを特殊なデータ型と並行処理による実装で表現している.
XML Type Checking for Macro Tree Transducers with Holes
名前付の穴と穴適用をマクロ木トランスデューサ(MTT)に導入することで,2つの決定性MTTの合成が表現できて,その型検証もナイーブな実装よりも効率的な方法が存在するという内容.この穴付MTTはマクロ森トランスデューサの自然な拡張になっている.
と書いてみたところで説明になっているかどうか….

[追記(12/27)] 前者は共著者が,後者は私が発表することになっています. プログラムも決まったようでトップバッターになってしまいました. 他の発表で先にMTTについて説明してもらえるとありがたかったのですが.