パラメトリシティとseq
ググっていたら見つけたエントリ「GHCは気色悪い」について.
これは GHC が気色悪いのではなくて,seq
が気色悪いのではないかと.
seq
があると,パラメトリシティを維持するためには論理関係 R が admissibile(連続かつ正格)なだけでは不十分で
bottom-reflecting(a R b に対し a≠⊥ ⇔ b≠⊥ )が必要になる.
ここでは,
その条件を少し緩めて R が全域(a R b に対し a≠⊥ ⇒ b≠⊥)とすることで,
free theorem の不等式版などを導出できることを示している.
個人的には,Pitts的な操作的(かつ構文的)アプローチにも興味があるが,
TT-closed は admissibility より強すぎるので seq
と絡めるには別の新しいアイデアが必要かも.
[追記] 「激しく被られた!」といっても時間的にはこちらの方が後だったり.
[追記2] syntacticの訳は「構文的」の方がよいと思ったので修正しました.
[追記3] この日記で漸くはてなダイアリー市民になったようです.
[追記4] こちらの追記の補足のため,Abadiの論文への参照を追加.